
座り姿勢コンサルティング

皆さんは、学校で姿勢について教育をうけたことがありますか?
それは、「背筋を伸ばしないさい」という一言ではなかったでしょうか?
日本の学校教育では、ただ「姿勢を良くしなさい」と注意することは多いのですが、具体的な正しい姿勢や、自発的に姿勢を改善するための方法を教える機会は、ほとんど皆無ではないでしょうか。たとえば、「気をつけ」や「前へならえ」は反り腰や猫背のクセをつけやすくさせ、「休め」の姿勢は片足重心のクセをつけ左右のバランスを崩します。これらは、具体的な姿勢の知識がないまま姿勢が指導されていることに起因します。

臨床の現場で患者さんから、「先生、おすすめの椅子はないですか?」とよく聞かれます。
なぜなら、会社で提供している椅子や机は、その人の体型を考えたものではないからです。
最近は、会社で高価な椅子が提供されることも珍しくありません。しかい、使う人の身長や体格の差を考慮した椅子やデスク環境が提供されていません。オフィスに並んでいる机が高かったり低かったりしては、見た目におかしいという固定概念は根強いでしょう。またコストの問題から、たいていの会社は机の高さを揃えているのが現状で、そうなると机のメーカーが画一的な商品しか作らないのも当然です。つまり、正しい座り姿勢を得るためには、職場全体が座り姿勢の重要性を共有する必要があるのです。

100名の患者さんを対象にしたアンケート結果では、一日10時間以上パソコンをしている人も珍しくないのです。それは長時間の座位による重大なリスクを伴っているのです。 長時間の座り姿勢の影響は、腰痛や肩こりといった筋骨格系だけではなく、心血管系にも悪影響を及ぼします。 約80万人の患者について調べた研究結果を分析したところ、最もイスに座る時間が長かった患者は最もイスに座る時間が短かかった患者に比べて糖尿病のリスクが112%高く、心血管系の疾患は147%、心血管疾患を理由とした死因は90%、原因を特定しなかった場合の致死率は49%高かったそうです。(エビデンスページ参照)

多くの方々が、病院で調べてみても画像診断(レントゲン・MRI検査など)や生化学検査(血液・尿検査など)で異常はないが、様々な痛みや辛さを抱え日々過ごしています。 病院で様々な検査を受けても原因が特定できないような肩こりや腰痛などの症状を不定愁訴と呼称しますが、こうした症状は、長時間座ったまま動かさないでいたことから起きる「筋・筋膜の癒着」が大きな原因のひとつであると考えられます。


長時間、同じ姿勢でPC操作を行っていると、使っているのは、脳と目と指先だけになります。手先を動かすと言ってもパターンはいつも同じです。身体の組織や関節は動かさないでいれば血行は悪くなり固まります。そして筋・筋膜の癒着が起こりやすくなります。 筋膜とは、筋肉や腱、人体、骨、関節、内臓などをそれぞれ覆っている膜のことです。さまざまな部位の連結を保ちつつ、各組織が別個に動くことを可能にしている重要な組織です。筋膜間の繊維結合組織が必要以上に増えてしまい、筋膜間がくっついて動かなくなってしまった常態が「癒着」です。癒着が起きた箇所の周辺では、動けなくなった筋・筋膜の血行が低下し、退化して痛みやこりの原因になります。
座り姿勢コンサルの導入により、社員の健康と容姿(姿勢)が改善されます。
それは、相手先企業、海外企業から見てどう映るのでしょうか?
例えば、あなたがどこかのオフィスに出向きドアを開けた瞬間、社員の皆さんが良い姿勢で仕事をされているのと、見た目が良いとは言えない悪い姿勢で作業をしているのを直視した時にどう感じられるでしょうか?
おそらく、前者はとてもいいイメージをこの会社に抱くのではないでしょうか?
後者は、残念ながら、この会社のイメージはトーンダウンするでしょう。
座っていることが避けられない社会環境において、どれだけ座ることによる健康リスクを減らすことができるか?
そして容姿(姿勢)を良くし、産業効率の向上に結びくつけることができるか?
それが座り姿勢コンサルの導入により可能なのです。
行動姿勢研究会では、これら座り姿勢のリスクと今後の対応策についてのコンサルティングを実施しています。
企業向け:座り姿勢コンサルティングのゴール
1.座り姿勢のリスクを知る。
2.正しい座り姿勢の効能を知る。
3.身体に優しいオフィス環境を知る。
4.今や国民病と言われている腰痛や肩こりの予防法を知る。
5.死亡率上位である、脳心臓疾患の予防法を知る。
6.正しい座り姿勢の習得(KIZU式姿勢メソッドの習得)。
7.正しいリセット法の習得。
座り姿勢コンサルティングにより産業効率を上げ、あなたの健康と会社の利益に繋げる。
60分のセミナー方式でご提案させて頂きます。
